第44回日本職業・環境アレルギー学会総会・学術大会開催にあたって
きたる平成25年7月5日(金)、6日(土)に小田急ホテルセンチュリー相模大野(神奈川県)において第44回日本職業・環境アレルギー学会総会・学術大会を開催いたします。本学会は、1970年に職業アレルギー研究会として第1回の総会を開き、以後1993年からは日本職業アレルギー学会と名称を変更し、さらに2002年からは、より多角的に職業アレルギーを考えるようにと環境アレルギーの視点を加え、本学会の名称が日本職業・環境アレルギー学会と改称されました。これまでに通算しますと43回の総会を開催しております。これまで開催された本学会では、各学会長がアレルギー学の視点から働く人の健康管理、維持、現代社会環境からの健康、生活の質への影響などをテーマとして開催してきました。
第44回総会を開催するに当たり、本学会のテーマを“職業・環境アレルギーを多角的に考える−基礎・臨床・労働衛生の視点とガイドライン−”とさせていただきました。職業上、あるいは環境中のアレルゲン、過敏性惹起物質の多様性、生体側の反応の多様性、機序、治療を基礎、臨床面から見つめ、さらに労働衛生の視点からの評価をすることを目指し、また本総会において我が国初の「職業アレルギー疾患診療ガイドライン」の発刊が予定されていることも視野に入れて本学会のテーマを設定しました。
本学会におきましては、テーマ“職業・環境アレルギーを多角的に考える−基礎・臨床・労働衛生の視点とガイドライン−”に沿った学会運営を予定し、参加される方々に満足していただけるよう全力を尽くす所存です。多くの方がたのご参加を期待しております。
平成25年2月吉日
第44回日本職業・環境アレルギー学会総会・学術大会 会長 秋山 一男 事務局長 長谷川 眞紀 (独立行政法人国立病院機構相模原病院) |